
難聴は聴覚に異常が起こる病状。耳鳴りは耳のなかで音がし、聴覚を妨害するものであり、難聴は聴力の減退を指す。
①肝火による耳鳴り、難聴(イライラ)
過度な怒りは肝に火を注ぎ、身体の上部に上昇する。また、突然驚いたり恐れることによりは肝気が鬱結し、逆上し、耳を閉塞する。肝と胆は表裏を成し、胆経は耳を巡っている。肝火は胆経にも侵襲し、耳鳴りを起こす。
②痰火による耳鳴り、難聴(食べすぎ)
酒や味の濃いものを過度にとったりすると、湿がこりかたまり痰を生じる。痰がよりこりかたまり(鬱結)火の性質をもつと身体の上部に侵襲して耳鳴り、難聴を起こす。
③腎精虚損による耳鳴り、難聴(腰痛を伴う)
耳は腎と密接に関係する。平素から腎精不足があったり、病後精血が少なくなったり、欲情をほしいままにすると腎精を消耗させ、精気が耳にとどきにくくなると耳鳴り、難聴が起こる。
④脾胃虚弱による耳鳴り、難聴(胃腸の不調)
疲労、冷たいものの食べすぎで脾胃を損傷し、脾胃の虚弱が起こると気血が作られにくくなり、経脈が空虚になり、耳を栄養できないと耳鳴り、難聴が起こる。あるいは脾陽が不振になると清気が上昇せず耳鳴り、難聴が起こる。
